正岡子規の郷、松山市
21世紀を目前に控えた2000年(平成12年)、松山市は新たな街の活性化を目的として、各分野で活躍する人材を集めた「松山21世紀イベント協議会」を発足させ、21世紀イベント事業をスタートしました。
事業に取り組むにあたり、正岡子規などの文人を輩出し、夏目漱石の「坊っちゃん」や司馬遼太郎の「坂の上の雲」の舞台となるなどの恵まれた文化的土壌を生かし、形のない「ことば」を軸に据えました。その背景には、社会の変化の中でコミュニケーションの重要度が高まっているという認識がありました。
キーワードは「ことばのちから」
事業の幕開けは、21世紀に残したい、伝えたい「だから、ことば大募集」です。全国から1万通を超える「ことば」が集まりました。その後松山市は、「ことばのちから」をキーワードとして各種事業を展開しました。3年間という期間限定であった21世紀イベント事業はその役目を終え、「松山21世紀イベント協議会」は解散しましたが、引き続き「ことばのちから」による事業を展開するため2003年(平成15年)、「ことばのちから実行委員会」を設置しました。
ことばのちから実行委員会
ことばを大切にするまち・松山を発信
松山市が「ことばを大切にするまち・松山」として全国に情報発信するための事業を調査研究、企画調整するための組織です。
多様なメンバーがアイデアをひねります
委員は松山市長が委嘱します。
テレビやラジオ、広報・企画、文章編集、デザイン、web、市民活動、まちづくり、保健福祉、演劇、教育など様々な分野に関わる委員で構成されています。