『春や昔』正岡子規のふるさとシンフォニー
(俳句/正岡子規 歌詞構成・作詞作曲/新井満)
「もし正岡子規の俳句にメロディをつけたなら
~新井満さんが新曲を発表します~」(報告)
2014年6月28日 松山市総合コミュニティセンター
第一部は、ミニトークです。
新井満さんと子規記念博物館の竹田館長、松山市の野志市長が、発表される新曲について話しました。新井さんによると新曲制作当初は大変苦労したそうです。なぜなら正岡子規が生涯残した句は2万5千近くあるからです。
すべてに目を通したうえで、曲に使う句を選ぶのに役立ったのが松山市内の小中学生から寄せられたアンケートでした。これをもとに、曲作りは加速していったそうです。
第二部は、待ちに待った新曲発表です。
『正岡子規のふるさとシンフォニー』は歌と朗読で構成され、序章と8つの楽章で正岡子規の生涯を新井満さんの視点で切り取った交響曲です。
新井さんの歌と正岡子規の俳句に、会場に集まった1000人の観客は魅了されました。
松山市長との朗読掛け合いや、小学生約180人の大合唱も。
新井さんに感謝状が贈呈され、小学生からは花束とお礼のことばが贈られました。
最後は出演者と観客全員で、第一楽章『春や昔』を合唱しました。
新井さんからは「生まれたての赤ちゃんのようなこの曲を、皆さんで大きく育ててあげてください」とメッセージをいただきました。